4ヶ月の子供を保育園に入れるべく区役所を訪れた私は、横浜市での保活の厳しさを目の当たりします。
保活 利用調整の優先順位
窓口では自分の住んでいる区にある認可保育園の場所と空き状況の説明を受けました。
0歳児の定員はどこも既に一杯であり、現時点でスグに入園できる園は無いとの事でした。
また、私の状況だと必要度が低くなり、利用調整の優先順位が低くなるとも言われました。
利用調整優先順位が低くなった理由
具体的には、以下3点が引っかかるそうです。
- 家族経営の会社で働いているため「自営業者」と見なされる
- 会社に育休の制度がなかったため、現状が在宅勤務とみなされる
- 65歳未満の親族(父親)が近くに住んでいるため預けられる
1つ目と2つ目については利用調整基準ランクに関わってきます。自営業者は仕事の融通がつけやすいという根拠で、最もランクが高いAではなくB判定になります。
A判定が取れなければ保活で勝ち抜くことはまず不可能です。
また、3つ目の理由でそもそも「保育を必要としない」となる可能性があると言われました。
選考順位への反論
待って。確かに65歳以下の父親は家の近くに住んでいるけど、会社経営している社長です。毎日会社に出勤して社長業やってる人なんです。そんな人に預けて働くとか、どう考えても無理でしょ?!
自営業になると言われても、ただの平社員でみんなと同じ仕事してます。
気軽に子供連れて出勤できるような職場環境でも無いんです!!
と半ばキレ気味に反論しましたが、区役所の人に言われた言葉は
「本当に必要としている人に利用してもらいたいので…」
でした。
本当に必要としているからここに来たんですーーー!
心の中で盛大に叫び区役所を後にしました。
保留通知が届く
利用申請届の作成
区役所で利用申請の申し込み用紙はもらってきたので、夫の会社と自分の会社にお願いして諸々の書類を用意し申請しました。
希望は3園だけ書きました。
自宅の近くと、保育内容が良いなと感じた園です。
区役所での説明を受けた時、遠くて通うのに車がいる園なら比較的入りやすいかもとアドバイスを受けましたが、実際に毎日通うことになった場合移動距離が遠いのは時間のロスになるし、子供にも負担になると考え、現実的に通える範囲の園のみを記入しました。
保留 1回目
翌月、結果が届きました。
施設・事業利用調整結果 (保留) 通知書
「保留」 保留理由:定員超過
そうですよね。
解ってはいたものの、文面を見たときは落胆しました。
保留 2回目
1枚目の保留通知をもらってからスグに区役所へ行き、申請書を出しなおしました。
希望園をあと2園追加しました。
ポストに区役所からの郵便物が入っていたときは、5園に希望を増やしたし、もしかして決定!?と少しドキドキしました。
結果は…
施設・事業利用調整結果 (保留) 通知書
「保留」 保留理由:定員超過
申請の変更をしたため、改めて希望を出した5園についての保留通知でした。
保留 3回目
通常決定でない場合は、申請して翌月に1度保留通知が届くのみで、以降決定もしくは申請取り下げをするまで自動的に保留となり翌月の利用調整に回されます。
しかしながら、年度が違う場合はまた改めて次年度の申請を出さなければならないので、次年度分、3回目の申請を行いました。
4月1日利用の結果通知は1月末から2月初旬に申請者に一斉に送付されます。
1月末に受け取った区役所からの結果は…
施設・事業利用調整結果 (保留) 通知書
「保留」 保留理由:定員超過
なんども見たことのあるお馴染みの文面でした。
「保育園落ちた」後で決意したこと
家庭の事情以外でも保育園を必要としている人はきっといるはずです。
女性はママになったら社会で輝くことはできないのか。
働きたいという気持ちがあるのにも関わらず、ママであることを理由に仕事をする環境を与えてもらえない。
こんな理不尽な世の中であっていいはずがない。
社会が変わらないなら、自分で変えていくしかない。
女性が働きやすい会社を作ろう。
怒りと悲しみという負の感情に突き動かされ、新規事業に向けて動き出すことを決意しました。