こんにちはしくじりママ後継者のガラです。
私は、妊娠期間中自宅、病院合わせて寝たきりの生活を半年ぐらい送りました。
妊娠初期は切迫流産の診断を受け、自宅で安静(←自宅でほぼ寝たきり)。
妊娠後期には切迫早産の診断を受け、自宅安静から病院ベッド上での管理入院となりました。
最終的に病院では食事もトイレも全てベッド上というツライ経験をしました。
今回は、その時の経験から得た、妊娠中に寝たきりになってしまった場合に購入すると良いおすすめアイテムを紹介します。
〜余談〜
赤ちゃんは予定日より早かったですが、無事に産まれてくれました。
母子ともに健康にスクスク育っています。
現在寝たきり生活に入っている妊婦さん、不安が大きいと思いますが、どうか前向きに過ごしてください。
Contents
妊娠中に寝たきりになってしまったら購入するべきアイテム6選
その1 抱き枕
妊娠初期から授乳期間中さらには子供がお座りができるようになっても使える優秀アイテムです。
安定期以降お腹が大きくなってくると、睡眠時の体への負担が増えてくるので、支えになってくれる抱き枕があると楽でした。
テレビを見るときは背中に敷いて使っていました。
その2 レイコップ
寝たきりの生活なので、一日中お布団の上で過ごすことになります。
お布団には目に見えないホコリやダニが溜まります。
私の場合はハウスダストアレルギーもあり、寝たきり生活が始まったばかりの時は鼻水が止まらなくなって辛かったです。
当然ですが、寝たきりなので自分でお布団を干したりすることはできません。
そこでレイコップの登場です。
お布団が清潔なだけでだいぶ快適に過ごすことができ、寝たきりのストレスが軽減されます。
妊娠初期の切迫流産で寝たきりだった時は、トイレやシャワー程度ならまだ少し動くことができたので、ベッドの上に座って自分でレイコップをかけていました。
妊娠後期の切迫早産期には、トイレ以外は起き上がる事ができず、そんな余裕もなかったので、親に頼んでレイコップをかけてもらいました。
ホコリ対策として、マスクをして掛け布団を頭から被りベッドの下半分に移動し、上半分を掃除してもらい、上が終わったら反対側に移動して下半分を掃除してもらう。そんなやり方をしていました。
レイコップをかけた後のお布団は、サラサラとして肌触りが良くなり快適に眠れます。
その3 ドーナツクッション
これは妊娠後期に切迫早産で管理入院となった時に重宝しました。
床擦れという言葉を聞いた事があるかと思います。
私も「寝たきりになった高齢者がカラダ痛くなるやつ」ぐらいの知識はありました。
高齢者とか関係なかった。寝たきりでずっと同じ体制だと誰でもなる。
だからこまめな体制チェンジ必要なのねと実感しました。
ちなみに、私の場合は完全寝たきりになってから1日経たずに痛みがきました。
楽な体制ってあると思うんですが、寝たきりの場合自分で寝返りを打つ事ができないので、長時間同じ姿勢で眠る事ができません。
体をずらすといっても自力で動ける範囲では改善されません。
また、当時私は点滴を両手に3本プラス、カテーテル装備の状態でしたので、大きく体を動かす事ができませんでした。
点滴やカテーテルがズレたら痛い…と怖くて動かなかったというのもありますが。
そこで、ドーナツクッションを背中やお尻、太ももなど、主に体重がかかる部分にはさむことで負荷を軽減していました。
真ん中で折りたたんで高さを出すこともできるので、抱き枕との合わせ技で重宝しました。ドーナツクッションは、出産後の授乳期においても、会陰切開跡の痛み軽減に大活躍してくれるので購入必須です。
その4 サイドチェスト
自宅で寝たきりだった時、ご飯もベッドの上で寝たままの状態で食べました。
最初はベッドの上にお皿を置いて食べていたのですが、自分の目の高さにお皿があると中身が見えなくて取りづらく、こぼすこともしょっちゅうでした。
そこで、ベッドより少し低い高さのサイドチェストを購入しその上に食事のお皿を乗せて食べました。
サイドテーブルではなくチェストタイプにした理由は、物が入れられるからです。
寝たきりなので自分で家の中を歩く事ができず、欲しいものも誰かにとってきてもらうよう頼まなければならず、すぐ手に入りません。
枕元の周りにティッシュや書籍、目覚まし時計など置いていましたが、すぐに枕元がごちゃごちゃしてしまい困っていました。
もともと整理整頓が大好きな私には、散らかって使い勝手の悪い環境はストレスにもなっていました。
そこで、サイドチェストを購入しベッド横に設置。
目覚まし時計や携帯の充電器、ペットボトルなどをテーブルに置きました。
引き出しの中には衛生用品やちょっとした文房具、食事の際に使うストローや割り箸を入れました。
必要に応じて取り出して使い、ベッドの上には極力ものを置かないようにすることに成功しました。
スッキリと片付ける事ができた事と、ある程度の物が自分で管理ができるようになった事はストレス軽減に大きく貢献してくれました。
その5 ノートパソコンスタンド
寝たきり生活に入ると、雑誌を読んだりPC操作をする事が困難になってきました。
重いからです。
仰向け・横向きしかできないので、書籍や漫画などの軽い物はまだ良いのですが、雑誌などはどうしても両手で持ち上げて読むことになります。腕が痛い。
また、主にキーボードを使うPC作業はPC本体が寝たきり状態だと持ち上がらないので難しくなります。
そんな悩みを解決してくれたのがノートパソコンスタンドでした。
ストッパーが付いているので、ノートパソコンなど少し重量のあるものを置いても落ちてきません。
ただ、完全寝たきりの場合、かなり関節の角度をつけないといけません。設置する場所もベッド上と不安定なので、そのまま使おうとするとどうしても脚が支えきれず倒れてしまいました。
そこで私は、両足を荷造り用のビニール紐で縛り、その紐の部分を自分の足で支えて使っていました。
多少アレンジを加える必要がありますが、ノートPCを使っての作業が可能になったので、仕事をする事ができました。
寝たきり安静中なので、仕事などせずリラックスする方が大切ですが…。
その6 S字フック
S字フックは病院に入院してからのお役立ちアイテムでした。
家では色々と環境を整えた安静生活を送っていましたが、病院で管理入院が決まると、有無を言わさず即日入院でした。
当然、今まで整えた環境もリセットです。
私はベッド上安静なので起き上がる事が許されず、テーブルは看護師さんの作業台状態。
唯一の収納は病頭台(キャスター付きのサイドチェスト)1つ。しかも、自分で使えるのは上面のみ。とてもじゃ無いけれど長い入院生活このスペースでは足りません。
病頭台の上部は箱型になっていたので、S字フックを病棟台の枠部分に3つ引っ掛けて、サブバッグとビニール袋を取り付けました。
その中にメガネケースやスマホの充電器、タブレット端末に小説等を入れて使いました。
ベッド上安静の状態では、何か物を取り出したり置いたりするのにもいちいちナースコールで看護師さんを呼ばなければばりませんでした。
自分の手の届く範囲に自分の私物が置けて、自由に取り扱えるのは大きな安心感を生みました。
寝たきりになってしまうと、どうしても自由が利かなくなるのでストレスが溜まります。
ただでさえ命を守らなくてはと気が張っている状態なのに。
とにかくストレスなく過ごして欲しいので、
今回ご紹介したアイテムが、少しでもリラックスした生活ができる助けになると良いなと思います。
おまけ 入院が決まったら病院に持っていくべきアイテム
サブバック
トイレやシャワーが可能な状態であるのならば、用意すると良いです。
トイレに行くときにハンカチやナプキン、スマホなどを入れました。
点滴のスタンドに引っ掛けて持ち運びました。
枕
病院のベッドにも備え付けの枕はありますが、普段使っているものと高さや硬さが違うと寝付けなくなります。
私は一晩病院の慣れない枕で過ごしてひどい頭痛になりました。
一日中寝て過ごすので、ぜひ自分の使い慣れた枕は持参してください。
割り箸・ストロー
食事の際に重宝します。
寝たきりですと、万が一食事中にお箸を落としてしまった場合、ナースコールで申し出て取り替えてもらうまで食事が中断してしまいます。
また、病院食にはお茶や水などの飲み物も出してもらえますが、ストローは付いてきません。
そうなると寝たきりの場合飲めません。持参しましょう。先が曲がるタイプが良いです。
ストローに関しては、ペットボトルに差し込むタイプも合わせて用意するとよいです。
マスク
病院は意外と乾燥します。温度・湿度管理はさほどこまめにはしてもらえません。
特に寝たきりで少し体力・免疫力ともに弱っている状態なので、乾燥は天敵です。一発で喉をやられます。寝るときはマスクを着用して寝ると安心です。
アイスノン
私の場合、点滴の副作用で体の火照りがひどく眠れない事がありました。
病室には冷蔵庫があるので、自前のアイスノンを用意して頭や脇、首もとを冷やして対処しました。
スプレータイプの消臭剤
ベッド上安静になってしまった場合、トイレもベッド上です。
小の方はカテーテルで排出。大の方はベッド上でお尻の下にトレイを差し込んでもらいその場でします。ツライ。
お布団を被ったまま用を足しますが、どうしても匂いがこもります。
大部屋だと周りの人にも気を使います。
そこでスプレータイプの消臭剤を用意し、大終了後、看護師さんにシュッシュしてもらいました。
あまりキツイ香りは迷惑になるかもしれないので、無香料かほんのり香るぐらいのものにしましょう。