簿記

後継者に知っておいて欲しい簿記の知識

こんにちは。しくじりママ後継者のガラです。

後継経営者が持っておくべきものって何でしょうか。

高い学歴?

大手企業での華々しい職歴?

MBA?

どれもあればイイナですが、答えはもっとシンプルなものです。

ズバリ簿記。

BOKI !!

日商簿記の2級以上があると望ましいですが、最低限3級でも大丈夫だと思います。

後継経営者が持っておきたい簿記の知識

会社経営とはお金の流れを読む事

なぜ簿記の知識が必要なのか。

それは自分の会社のお金の流れを把握する為です。

お金の流れを把握することは会社経営において最重要項目に位置付けられます。

お金は嘘をつきません。

自分の会社が今どれだけのお金を持っていて、それがどこに流れているのか。

使った分=かけた経費で幾らの売り上げが確保できて利益がどれだけ出ているのか。

これが分かっていないと、知らないうちに資金がマイナスになっていて気づいた時には倒産という恐ろしい事態になりかねません。

理念や情熱よりも重要な資金

会社経営において、高い理念や情熱、社会に貢献したいという想いは重要ですが、お金がなければ何もできません。

厳しい言い方をしますが、お金のない会社は誰かを幸せにすることはできないのです。

事実、私は事業失敗時4,000万円の特別損失=マイナスを出し、従業員を雇い続ける事も、お客様にサービスの提供を続けることもできなくなりました。

それだけではありません。

将来回収できるだろうと予想していた収益がゼロになったので、自分の生活レベルも見直さざるを得なくなりました。

子供に欲しい物を買ったり、旅行に連れて行ったり、色々経験させてあげることもできなくなりました。

資金計画のための簿記知識

会社は、キャッシュが詰んだらお終いです。

キャッシュフローを理解し、B/LとP/Lから業績を読み資金計画を立てる。この力がないと経営はできません。その為に必要な知識が簿記です。

簿記の知識は共通ですので、一度覚えればどこでも通用します。

日商簿記3級程度であれば、仕事をしながら独学で学ぶ事が可能です。

銀行とのお付き合いを任されるようになったら2級を取りましょう。

製造業の場合ですと、原価計算が分かるようになるので工業簿記の知識だけ先に学ぶのも良いと思います。

ファイナンス機能の注意点

経理の業務は経理部に任せたとしても、資金の部分は経営者自らが握るようにしましょう。ほとんどの同族企業で経理部門を親族が受け持っているのには理由があります。

経理帳簿を読み解く力を持ち、資金業務を自らが行うことで横領のリスクヘッジができます。

日商簿記の資格を取るまで

私は、日商簿記3級の資格は独学で学び取りました。

仕事をしながら帰宅後と土日の勉強を3ヶ月間行い合格しました。

2級の資格は専門学校に通って講義を受けました。

自宅学習も含め半年間の勉強期間で合格しました。

今後、2級の勉強方法やおすすめ教材などを紹介していきますね!