10ヶ月近くもの妊娠期間を経て、出産。
はぁー、ひと段落~。
と思う間なんて全く無く、ノンストップの育児ジェットコースターに乗車します。
そして、育児で最初に悩むのが赤ちゃんへの授乳ではないでしょうか。
私は産後うつになり、授乳を途中(2ヶ月ごろ)でやめました。
やめてからは完全ミルクで育てました。
完全ミルクならではの工夫も含め、私がしていた授乳タイムを楽しむ工夫についてまとめてみました。
Contents
完ミ育児 薬を使って母乳を止めた時のお話
退院後早い段階で産後うつになりました。しばらくはなんとか授乳も続けていたのですが、精神的にもうこれ以上授乳が続けられないとなって、薬を使って母乳を止めました。
婦人科で処方してもらったのはカバサールという錠剤のお薬でした。
0.25mgの小さな錠剤4錠です。夕食後に1回で飲み切っておしまいです。
薬を飲んですぐ止まるのかと思ったら、その後もしばらくは出てきました。
赤ちゃんのおむつを利用して母乳パッドを作り、出る量が多い時には搾乳をしました。
それでもなかなか止まらず、胸は張ってカチカチになり、痛みに耐えられなくなってきたので再度婦人科に行き、助産師さんによるマッサージを受けました。
赤ちゃんの成長のためには、最低でも3ヶ月間は母乳を与えるのが良いと言われています。私もそれは知っていました。婦人科でもそう言われました。
だから3ヶ月は頑張ろうと思いましたが、精神的に耐えられなくなってしまい2ヶ月ちょっとで辞める事にしました。
罪悪感でいっぱいになりました。泣きながら赤ちゃんに謝りました。
でも、精神的にボロボロになってまで無理してやらなくても良い。
赤ちゃんと楽しく過ごせる方法が他にあるなら、そっちを選択した方が、自分も赤ちゃんも幸せ。そう思って切り替えました。
完ミ育児開始 ミルクタイムを楽しむ工夫
ミルクに切り替えてからは、授乳タイムを楽しもうと思い、色々工夫していました。
授乳していた時からやっていたものも含めて、授乳タイムが楽しくかつ効率的になる工夫をご紹介します。
絵本スタンド
授乳中は、赤ちゃんの目を見て話しかけながら行うのが良いと産院で教えてもらいました。
せっかくなら、と、絵本の読み聞かせをしようと思いました。
私はベッドの縁に座って授乳を行なっていたので、スタンドを使い、その上に絵本を置いて、読みながらミルクを飲ませました。
この時点では赤ちゃんはまだ目もほとんど見えていない状態ですので、絵本は自分の好きなものをチョイスしていました。
ドーナツクッション
出産時、会陰切開をしていたので、しばらくイスに直接座るのが怖く、ドーナツクッションを愛用していました。
座る時は、ドーナツクッションに座りに行くのではなく、立ったままお尻にドーナツクッションを当てて、座ります。
会陰切開をした箇所に直接体重がかからないという安心感は、精神面での負担を和らげてくれました。
抱き枕
授乳時の高さ調整には抱き枕を使っていました。
クルッと丸めることが出来るタイプのものを使用し、自分の膝上に丸めた状態の抱き枕を起きます。そしてクッション部分に赤ちゃんの頭を乗せ、体と足を空洞部分に落とす形で調整していました。
高さを調整せずに授乳を行うと、赤ちゃんを常に抱き上げて固定しなければならず、腕が腱鞘炎になります。
踏み台・ステップ
座る場所と床までの高さ調節には子供用のステップを使っていました。
クッションなどでも良いのですが、硬さがあったほうが踏ん張りが効き、ちょうど良い高さで体が固定でき楽だったのでステップを採用しました。
ステップは、踏み台タイプではなく、階段状のタイプのものです。
階段状で高さが2段階あるので、ソファーに座る時、ダイニングチェアに座る時など、座る場所によって高さを選んで足を置けるのが重宝しました。
ステップはその後、大きくなった子供が洗面所で手洗いをするときに使っています。
授乳時の体への負担はなるべく軽減しましょう。それだけでも授乳タイムは楽しくなります。
電気ポット
ミルクを作る度にお湯を沸かしていると、時間も手間もかかってしまうので、電気ポットにお湯を用意し、いつでもすぐにミルクが作れるようにしていました。
初めの頃はぬるま湯程度の温度に設定していましたが、自分が紅茶を飲んだり、夫がカップラーメンを作ったりする時に便利なので、最終的に98度設定でお湯を溜めていました。
ミルクを作る際は別にお水を用意し、ちょうど良い温度になる割合でお湯と水を哺乳瓶に注いでいました。
哺乳瓶スタンド
ミルクを飲ませた後や、消毒後に洗った哺乳瓶を乾かすのに重宝しました。
哺乳瓶は、洗い替えとして2本用意して使っていました。赤ちゃんの口に触れるものなので、清潔は保ちたいですよね。
哺乳口(乳首部分)やリングもバラバラにして干していました。
サイズアップ不要哺乳瓶
哺乳瓶って、サイズアップするの知っていますか?私は知りませんでした。
赤ちゃんの成長とともに、一度に吸えるミルクの量が増えてくるので、それに合わせて哺乳口(乳首)のサイズも大きいものに変える必要があるのです。
飲める量が増えてきたのかどうかの判断、難しいですよね。
ChuChuの哺乳瓶のスーパークロスカット乳首は、吸う力に応じてミルクの出る量が変わる設計になっているので、サイズアップ交換が不要。離乳食が始まるまでワンサイズでOKなのです。
余計な柄のないシンプルなデザインと、他にはないパステルカラーの色使いがオシャレなので、使うだけでミルクタイムは楽しくなります。
持ち物との調和も取れるので、シンプルテイストが好みな方には特にオススメします。
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カーシート用オーガナイザー
実家への帰省や、旅行など、車で長距離の移動をする場合にオススメなアイテムが、このカーシート用オーガナイザーです。
カーシートオーガナイザーを選ぶときのポイントは、折りたたみ式のトレイがついているかどうかです。
車の中でミルクを調合する際などは、トレイがあったほうが断然やりやすいです。
哺乳瓶を置いて、お湯とミルクを出して、入れて、混ぜて…。一連の流れは不安定な膝の上やシートの上よりも、絶対トレイの上でやる方がやりやすいです!
完ミ育児のメリット
いかがでしょうか。ほんの少しの工夫で、授乳タイムは豊かな時間になります。
最後に、完ミ育児のメリットについてご紹介します。
完ミ育児のメリット 誰でもどこでもできる
完ミ育児だと、誰でも赤ちゃんにミルクをあげることが出来ます。
そのため、ちょっと体調が優れないなという時や、夜ゆっくり休みたいと思った時に授乳を旦那さんなど他の人にお願いする事ができます。
また、授乳と違い服を脱ぎ肌を露出しなくて良いので、外出先でも人目を気にする事なくミルクをあげることができます。
お仕事をしている場合、保育園はミルクのみの対応が多いので、完ミ育児で入園すると、スムーズに慣らし保育が進みます。赤ちゃんの負担も少なくて済みます。
完ミ育児のメリット 食生活が楽
母乳の場合、食べるものに気を使う必要があります。乳腺が詰まってしまうような脂っこいものは避け、和食を中心とした食生活が良しとされています。
アルコールやカフェイン類も避けた方が良いでしょう。
完ミ育児の場合、こうした食生活における制限がなくなるので、好きな物を食べることができます。
私はジャンクフードやスイーツなど大好きだったので、これが食べられないのは相当なストレスでした。
暴飲暴食は良くありませんが、食べる楽しみが確保できるのは完ミ育児の特権だなぁと思いました。
完ミ育児のメリット 赤ちゃんが飲んでいる量が分かる
母乳だと、赤ちゃんがどれくらいの量を飲んでくれているのかイマイチ分かりづらいという問題があります。完ミ育児の場合、赤ちゃんがミルクを飲んでいる量が一目で分かるので、ちゃんと飲めているのかどうかの確認ができます。
たくさん飲んでくれているというのが視認できるのは、赤ちゃんが元気な証拠が確認できることと同じなので、育児に安心感が生まれました。
完母でも完ミでも、赤ちゃんが元気に育ち、ママが楽しく育児できる環境を作ることが一番重要だと思います。
どちらにも良さはあります。完ミはダメ!完母じゃなきゃ!!などと決めつけず、自分にあった育児方法で赤ちゃんと楽しい時間を過ごしてください。