企業主導型保育園

企業主導型保育園 開園前に作っておくべき制作物 6選

こんにちは。しくじりママ後継者のガラです。

今回は、企業主導型保育園を開設することになった場合に、開園前に作っておくべき制作物についてご案内します。

各種提出書類やシフト表、献立表などではなく、園児・保護者向けに園内に掲示する制作物についてです。

企業主導型保育園 開園前に作っておくべき制作物 その1  お散歩マップ

企業主導型保育園を設置する場合、空きビルの1室や事務所・店舗の2階部分など、「園庭」無しの場所で開所することが多いです。

園庭つきの物件なんてほとんど無いですからね。

実は、企業主導型保育園の設置要件に「園庭」は必須条件ではありません。

開設する場所の近隣に園児が十分に遊べる公園があれば、そこを園庭の代わりに利用することを条件に開設が可能なのです。

私も、園庭の無い物件で企業主導型保育園を開設しました。

少し大きめの公園に、よく近隣の保育園児さんがお散歩に来ている姿を見かけた事はありませんか。

毎日公園にお散歩することができれば、小さな園児にとっては十分な運動量を確保できます。

お散歩に行く公園は1箇所じゃなくて、近隣の何箇所かを設定して大丈夫です。

お散歩コース、公園については事前に必ず下見をしましょう。

歩いていて園児に危険な場所は通らないか、交通量は多く無いか、公園の遊具は危険では無いかなど、実際に歩いて、遊んで確かめてください。

近隣の保育園に、どの公園を使っているか聞くのも一つの方法です。

お散歩コースを決めたら、大きめの模造紙でお散歩マップを作成しましょう。

写真を入れても良いですし、イラストにしても、どちらでも大丈夫です。

保護者の方にどこの公園にお散歩に行っているのか分かるように作成してください。

作成できたら、出入り口近くの目立つスペースに掲示しましょう。

企業主導型保育園 開園前に作っておくべき制作物 その2  職員紹介

写真:エンジェルキッズ城東園HPより

エンジェルキッズ城東園

開設する企業主導型保育園で働く職員さんを、保護者の方に紹介するボードも作成しましょう。

こちらはイラストで済ますよりも、実際に一人一人写真を撮って作成した方が良いです。

写真:学校法人かつみ学園 木の子保育園&大和山王幼稚園

上の写真の園のようにイラストに写真を入れ込むと可愛いですね。

作成の際のポイントは3点。

・写真は同じ背景で撮影すること

・写真撮影は別日でも同じ時刻で行うこと

・名前を入れること

同じ背景、同じ時刻で撮影する理由は、統一性を持たせるためです。

掲示した際に背景や光の当たり方がバラバラだと、統一感がなく見やすさが半減します。

職員ボードには、保育士さんだけでなく、保育補助スタッフ、調理員さん、設置企業の責任者、連携推進事務員まで、園に関わる人についてはできるだけ紹介すると良いです。

また、スペースに余裕があれば一言メッセージやその人の人となりがわかるコメントを入れるのも親しみがあって良いですね。

どんな人が企業主導型保育園の運営に関わっているか分かれば、保護者は安心できます。

こちらは制作したら、玄関入ってすぐのスペースに掲示するのが望ましいです。

企業主導型保育園 開園前に作っておくべき制作物 その3  お誕生日ボード

保育園では毎月その月のお誕生日会を開きます。

特別献立を作ったり、プレゼントを渡したり。

月別にお誕生日の子供の名前を掲示できる誕生日ボードを作成しておいてください。

メルカリにはたくさんの出品が。

保護者の方にとっては、どのくらいの月齢の子がいるのか見ることができ、安心材料の一つになります。

できるだけ可愛いデコレーションのものが良いと思います。

企業主導型保育園 開園前に作っておくべき制作物 その4  オムツサイズ早見表

私が企業主導型保育園を運営している時に、保育士さんからリクエストされたのがこのオムツサイズ早見表です。

開設したての時は、まだ保育士さんもどの子が何サイズのオムツを履いているか把握できていません。

そこで、おむつ替えスペースに誰がどのサイズのオムツを使うのか一目で分かる早見表を作って貼っておくと便利です。

これは完全に裏方で使うアイテムなので、凝った作りにしなくても大丈夫です。

私はA4の用紙にざっくりと区切りを書き、区画ごとにオムツサイズを記入し、そこに該当サイズのオムツを使用する園児の名前が貼れる形式のものを作りました。

園児名は直接書き込むのではなく、A4用紙・お名前札を両方ともラミネート加工して、

オムツのサイズが上がったら貼り替えができるように工夫しました。

私が運営していた企業主導型保育園では、オムツは園で用意するようにしていましたので、このようなオペレーションとなりました。

オムツを園児さん個人で用意してもらい、それぞれ個人ロッカーで保管するスタイルの場合は、この表は必要ないかと思います。

企業主導型保育園 開園前に作っておくべき制作物 その5  足跡マーク 

企業主導型保育園には、お部屋の中に、園児が自分で手洗いできる高さの手洗い場の設置が必要です。

お散歩から帰った後や、お昼ご飯、おやつの時間の前にはみんなで手洗いをします。

この時、園児たちが手洗い場の前に順番に並んで待っていられるよう、小さな足跡マークを床に貼り付けておくと便利です。

園児たちは足跡マークの上に乗ってきちんと順番を待っていてくれます。

企業主導型保育園 開園前に作っておくべき制作物 その6 献立掲示板

企業主導型保育園では給食を自園調理もしくは配達にする場合がほとんどかと思います。

子供達がお昼ご飯に何を食べたのか、実際の献立を給食時に写真に撮り、お迎えに来る保護者の方が見られるよう掲示する場所を作りましょう。

私がやっていた掲示方法は、A3サイズの色画用紙にマスキングテープで縁取りをして、

お昼に撮った給食の写真を、マグネットシート4枚を使って色画用紙に貼るという方法です。

写真は、A4用紙に複合機から印刷したものをそのまま使っていました。

こちらも、そこまで凝った制作物にする必要はないと思います。

極端な話、壁にそのまま印刷したものを掲示するでもアリかと。

保護者の方が一番知りたいのは、子供達がどんな献立を食べたのか。なので。

企業主導型保育園 開園前に作っておくべき制作物 まとめ

企業主導型保育園の開設が決まったら、開園までに6つの制作物をあらかじめ用意しておくと良いですよ。

開園前に用意する制作物

1.お散歩マップ

2.職員紹介ボード

3.お誕生日ボード

4.オムツ早見表

5.足跡マーク

6.献立掲示板

イラスト素材はフリーでダウンロードできるものもありますし、メルカリなどで購入できる制作物もあります。

開園してからだと、制作にかける時間が取れないので、開園前に用意しておくようにしましょう。