保活

ワーママが幼稚園選びで気をつけたい 延長預かりの実態

こんにちは。ガラです。

近年、働くママのニーズに合わせて、幼稚園でも通常保育の後に延長預かりを行なってくれる園が増えてきています。

しかし、ここで一点注意が必要です。それは、

その幼稚園の延長預かり制度は本当に使えるのかどうかということです。

私は、転勤先の幼稚園で延長預かりが利用できず、仕事ができなくなりました。

こうなってしまったしくじりポイントと、回避ポイントをまとめました。

幼稚園選びでしくじるまで

保育園ではなく幼稚園

夫に転勤の内示が出たのは2月末で、その時点で次年度4月入園の認可保育園の申し込み期間は終わっていました。

そこで、保育園ではなく延長預かりのある私立幼稚園へ照準を絞ることにしました。

私立幼稚園であれば、転勤者用に入園枠を残してある場合があるからです。

幼稚園探し

家の近くにある幼稚園をホームページで確認すると、延長預かり制度がありました。

園の理念や方針、活動内容などもチェックした上で電話をし、空き状況を確認しました。

予想通り転勤者用の枠が空いているとのこと。

念の為延長預かりについても確認すると、やっているとの返事でした。

入園の案内と必要書類一式を郵便で取り寄せました。

延長預かり制度の内容

届いた資料一式の中に、延長預かり制度についての資料もありました。

この園の延長預かりには2種類あるようです。

・雇用証明があれば長時間利用の枠で8時から18時まで利用が可能

・雇用証明が無くても通常保育終了後の時間から17時までであれば利用できる

雇用証明がなくても延長預かりが使えるのはありがたい制度だなと思いました。

入園の意思を伝え、願書一式に記入をして郵送しました。

延長預かりが使えない

ところが、実際に入園してみると、なんだかんだ理由をつけて延長預かりを使わせてもらえませんでした。

しかも、毎回説明される内容が変わります。

・まず幼稚園に慣れることに専念してもらいたいから、延長預かりは2学期以降にして欲しい。

・長時間利用の枠については現在定員がいっぱいだから利用できない。

・延長預かりの先生は人数が少ないからできるだけ利用を控えて欲しい。

・長時間預かりは、今年度は利用者がいなかったから開設していない。

・先生が一人で見ているので、自分の事が自分でできる子供のみ利用してもらいたい。

使えない延長預かりの真相

実際の運営状況

今更ですが、ネットの幼稚園口コミサイトを見てみました。

延長預かりについての投稿がありました。

制度はあるが、暗黙の了解で週1・2回16時までしか利用できない。

どうやらこの園の延長預かり制度、園児獲得の為に制度だけ作って、実際の運営はほとんどしていないというのが真相のようです。

幼稚園延長預かりの実態

保育園の需要が高まり待機児童が増える中で、幼稚園でも延長預かりの制度を設ける園は増えています。

延長預かりがあれば、働くママのニーズをつかむ事ができ、園児獲得の確率が上がります。

近隣の他の園で延長預かり制度が始まると、その周りの園も追随せざるを得なくなります。

しかし、延長預かりを運営する為には人員や場所の確保など、それなりに園側の負担も増えます。

なので、制度だけ作ってフル稼働での運営は行わない園もあるようです。

今回のしくじりポイント

今回私がしくじってしまったポイントは、2つあります。

・一度も現地見学をせずに入園を決めてしまった

・延長預かりについての実績の確認をしなかった

横浜~名古屋と距離がものすごく離れていたので、何度も足を運ぶことは難しかったと思いますが、一度は見学に行くべきでした。

現地に行けば預かり保育を行う部屋を見せてもらったり、実際の運営の様子を知ることもできました。

また、延長預かりの制度についていくつか質問したりはしましたが、実績については一切確認しませんでした。

何人の園児がどれくらいの頻度で利用しているのか、どういった運営体制で行なっているのかなど、実際の数字を聞けば運営の実態は見抜けたはずです。

しくじり回避ポイント

延長預かりのある幼稚園を希望する場合に押さえておきたいポイントは3つです。

・延長預かりの事前見学に行く

・延長預かりを利用している人は実際にどれくらいいるのか確認する

・自分の希望する利用時間・頻度での利用が可能なのか確認する

ホームページや入園案内の資料の情報のみで判断せず、実際に自分の目で見て確かめる事が一番大切です。